火災の怖さを知る

身近な災害である火災、最近は、消防技術の発達もあって、江戸時代のように、都市部で大規模な火災が起こることは珍しくなりました。
しかし、少しでも油断すると、火事は広がり、多くの死傷者を出すことにつながります。
また高層ビルや雑居ビルなどの火事は、燃える面積は小さくても、多くの死傷者を出すことが珍しくありません。
また自宅での火事は、家財道具のほとんどが使えなくなったり、思い出の品が焼けてしまったり、物理的な損害とともに、精神的なショックもたいへん大きなものになります。
火事は多くの場合、防ぐことができる災害です。
火事の恐ろしさをよく知り、火事をなくすために日頃から気をつけるとともに、隣近所で協力しあって、地域ぐるみで火事をなくすように取り組みましょう。
火事において多くの死傷者が出る原因は、実は火ではなく煙です。
火事に巻き込まれたら、まず煙の恐ろしさから逃れなければなりません。
煙はまず視界を奪います。
近くで火が燃えているのに、何も見えないと言う恐怖は筆舌に尽くしがたいものです。
精神的にパニックを起こさないよう、煙に対する対処法を日頃からよく知っていなければなりません。
火が燃えて不完全燃焼を起こすと、一酸化炭素が発生し、中毒症状を起こします。
不用意に煙を吸うことは避けなければなりません。
また有毒物質が含まれていなくても、煙を大量に吸い込むと、呼吸困難を起こし、身体が自由に動かなくなることも珍しくありません。
さらに熱い煙を吸い込むことで、気道や肺が傷つき呼吸困難を引き起こす場合もあります。
煙はまず熱せられて上昇します。
そして天井に当たると横に広がります。
さらに煙の量が増えると、下方向に下がってきます。
そして廊下など横方向にも広がりだします。
このとき、煙は少しずつ冷えて、重くなり、下に下がってきて視界を遮るようになります。
煙は、垂直方面には人の歩く早さの3倍から5倍の速さで広がり、水平方向には人の歩く早さくらいで広がります。
火事で煙が発生したら、できるだけ姿勢を低くし、鼻や口をハンカチなどで覆い素早く避難することが重要です。
火事では火と共に、煙の怖さをしっかりと自覚して、できるだけ早く避難することを心がけましょう。
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